“いたご”の漢字の書き方と例文
語句割合
板子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども大船おおふねに救い上げられたからッて安心する二葉亭ではないので、板子いたご一枚でも何千トン何万噸の浮城フローチング・キャッスルでも
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
と其の夜一夜を祈り明かし、夜の白々しら/\と明くるを幸い、板子いたごいたる道具にて船を漕ぎ寄せようと致しますると、一二丁は遠浅で、水へ入れば腰のあたり
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
友達の眼の長く切れたがた細君さいくんと、まだ處女で肉付に丸味のある妹とは、その色白の肌に海水着の黒いのを着て、ボートの板子いたごに一緒に取り附いておよいだ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)