“いさぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
75.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以て親と思ふの孝心かうしんいさぎよく母に暇乞いとまごひなし五兩の金を路用にと懷中して其夜は十三淀川よどがはの船に打乘うちのり一日も早くと江戸へぞくだりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我身に罪は無しとは云え、いずれとも免れぬ場合、いさぎよく伏罪し苦しみを短かくするにくなしと無念をのみ断念あきらめし者ならぬか
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
どうぞそれだけは安心して、後へ心を残さぬように、いさぎようお主の敵を討ってくださりませ
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
「今の心いさゝかはいさぎよからずとも、小を捨てゝ大につくは恥とすべきにも非ず。」
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)