“いがぐりあたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毬栗頭93.3%
毱栗頭6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関翁を先頭せんとうにどや/\入ると、かたばかりのゆか荒莚あらむしろを敷いて、よごれた莫大小めりやすのシャツ一つた二十四五の毬栗頭いがぐりあたまの坊さんが、ちょこなんとすわって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
意地の悪い奴はつむじが曲っていると申しますが毬栗頭いがぐりあたまにてはすぐわかる。頭のつむじがここらに(手真似にて)こう曲がっている奴はかならず意地が悪い。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
が、愈々その試験めいたものを受けた時、川上はつく/″\此の毱栗頭いがぐりあたま哥兄あにいを見て、さて見縊みくびつたやうにかう云つた。
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)