“あづまくだり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吾嬬下50.0%
東下50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは小野の家の茶番が、河原崎座の吾嬬下あづまくだり五十三つぎ興行と同時であつたことを言つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
作者河竹新七は後の黙阿弥で、所謂天地人に象つた作は「吾嬬下あづまくだり五十三次」である。此年新七は、三月に中村座から転じて来て、しのぶの総太を演じた四代目市川小団次に接近した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そのむかし京役者の坂田とうらうは江戸の水は不味まづくて飲めないといつて東下あづまくだりをする時には、京の水を四斗樽に幾つも詰め込んで持つて往つたといふが