“あがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足掻78.6%
歩行7.1%
脚爬7.1%
足踠7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まくればなお盗賊どろぼうに追い銭の愚を尽し、勝てば飯盛めしもりに祝い酒のあぶくぜにを費す、此癖このくせ止めて止まらぬ春駒はるごま足掻あがき早く、坂道を飛びおりるよりすみやか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
歩行あがきは灯を持った少女の如く新しく美しき珍しさを以て彼に来た。風は彼の側をよぎる時笑って行った。彼は草の花の匂いに首を低く下げた。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
その嘶く声の響きはおそるべし、谷を脚爬あがきて力に誇り自ら進みて兵士に向かう、おそるる事に笑いて驚くところなく、剣に向かうとも退かず、矢筒その上に鳴り鎗にほこ閃爍きらめ
どうにもこうにも足踠あがきが取れなくなって了ったものなんだ。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)