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『動かぬ女』
ふりがな文庫
『
動かぬ女
(
うごかぬおんな
)
』
私達が、小田原から、熱海行きの、軽便鉄道に乗り込んだ時も、その一行と一緒になった。 その一行は、新橋から発った私達の二等車へ品川あたりから、始めて入って来た人達であった。重厚な顔付をして、堅く洋服に身を包んだ老紳士のあとに高貴な衣服の裾を捌 …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「国民新聞」1921(大正10)年1月7日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
和
(
な
)
端
(
はず
)
籠
(
かご
)
展
(
の
)
袖
(
たもと
)
揃
(
そろ
)
顎
(
あご
)
頻
(
しき
)
遮
(
さえぎ
)
這入
(
はい
)
襟
(
えり
)
裾
(
すそ
)
蜜柑
(
みかん
)
稍
(
やや
)
着物
(
きもの
)
漾
(
ただよ
)
両鬢
(
りょうびん
)
捌
(
さば
)
担
(
かつ
)
廃
(
すた
)
幽
(
かす
)
展
(
ひら
)
家扶
(
かふ
)
囁
(
ささや
)
厖大
(
ぼうだい
)
刺繍
(
ししゅう
)
倦
(
う
)
丸髷
(
まるまげ
)