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『雪の日』
ふりがな文庫
『
雪の日
(
ゆきのひ
)
』
曇つて風もないのに、寒さは富士おろしの烈しく吹きあれる日よりも猶更身にしみ、火燵にあたつてゐながらも、下腹がしく/\痛むといふやうな日が、一日も二日もつゞくと、きまつてその日の夕方近くから、待設けてゐた小雪が、目にもつかず音もせずに降つてく …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瞑
(
くら
)
寒
(
かん
)
憂
(
うれ
)
灯
(
あかり
)
黄昏
(
たそが
)
前座
(
ぜんざ
)
反古
(
ほご
)
取席
(
とりせき
)
噺家
(
はなしか
)
外輪
(
そとわ
)
巷
(
ちまた
)
持席
(
もちせき
)
操
(
あやつ
)
方
(
かた
)
柄元
(
えもと
)
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