“外輪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そとわ80.0%
がいりん6.7%
ぐわいりん6.7%
パドル6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京名物の一銭蒸汽の桟橋につらなつて、浦安通ひの大きな外輪そとわの汽船が、時には二艘も三艘も、別の桟橋につながれてゐた時分の事である。
雪の日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
更にその五キロの外輪がいりんを、二百隻の駆逐艦隊を配置し、別に八十隻の潜水艦を奇襲隊として引率し、またの輪形陣の上空六千メートルの高度に於て、メーコン、ラオコンの両飛行船隊を浮べ
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
巴里パリイで毛の多い女と云はれるのは前髪やびん、つまり髪の外輪ぐわいりんだけが地毛ぢげで出来る人で、まげ大方おほかた附髷つけまげをして居るのである。その外輪ぐわいりんさへも完全にかない人は前髪にも添毛そへげをする。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
複式エンジンのことは前に書いたが(それとともに外輪パドルは永遠に博物館物になった)、一八八一年には三段膨脹機関トリプル・エキスパンション・エンジン、一八九四年には四段膨脹機関カドラプル・エキスパンションが発明されて
黒船前後 (新字新仮名) / 服部之総(著)