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媼
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ばあや
ふりがな文庫
“
媼
(
ばあや
)” の例文
呉侍御は不審に思って、
媼
(
ばあや
)
を朱の家ヘやって探らした。媼は朱の家へ往って細君の顔を一眼見て、駭いて帰ってきて呉侍御に告げた。
陸判
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
連城は人に逢うと喬のことをほめ、そのうえ
媼
(
ばあや
)
をやって、父の命だといつわって金を贈って喬のくらしを助けた。喬はひどく感じていった。
連城
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
侍女や
媼
(
ばあや
)
達が集まってきて酒の
準備
(
したく
)
をした。そこで広い
牀
(
とこ
)
の上に小さな几を据えて二人がさし向いで酒もりをした。魚は
竹青
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その細君は
閻
(
えん
)
といって
頗
(
すこぶ
)
る美しい女であったが、ある夜自分の
内室
(
いま
)
にいると一人の若い強そうな男が外から不意に入って来て、剣に手をかけて
四辺
(
あたり
)
を見まわしたので、
婢
(
じょちゅう
)
や
媼
(
ばあや
)
は恐れて逃げてしまった。
五通
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
しばらくすると侍女や
媼
(
ばあや
)
などがそのあたりにごたごたと集まってきて崑を見だした。叟は振り向いて
青蛙神
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
で、
媼
(
ばあや
)
をやって喬をなぐさめて、そのうえで
連城
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
それは南の家に久しくいる
媼
(
ばあや
)
であった。南はその来客の何者であるかということを考えるよりも、こうした
閨閣
(
けいごう
)
の中へ遠慮もなく入ってくる客の礼儀を
弁
(
わきま
)
えない行為に対して神経を尖らした。
竇氏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“媼”の意味
《名詞》
(おうな、古語)老齢の女性、老婆。
(出典:Wiktionary)
媼
漢検1級
部首:⼥
13画
“媼”を含む語句
老媼
翁媼
乳媼
中臣志斐媼
当麻語部媼
老媼茶話
爺媼
媼巫女
日本媼
當麻語部媼
韓媼
茸媼
置目老媼
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媼内
周旋老媼
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