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墨客
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ぼっかく
ふりがな文庫
“
墨客
(
ぼっかく
)” の例文
それから濹字が再び
汎
(
あまね
)
く文人
墨客
(
ぼっかく
)
の間に用いられるようになったが、柳北の死後に至って、いつともなく見馴れぬ字となった。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
世の
文人
(
ぶんじん
)
墨客
(
ぼっかく
)
多くこれらの地に到り佳句を得ざるを嘆ずる者
比々
(
ひひ
)
これなり。これけだし美術文学を解せざるの致す所か。富士山の形は一般の場合において美術的ならず。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
忠兵衛は詩文書画を善くして、多く文人
墨客
(
ぼっかく
)
に
交
(
まじわ
)
り、財を
捐
(
す
)
ててこれが保護者となった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
松島には、それがありません。人間の歴史と隔絶されています。文人、
墨客
(
ぼっかく
)
も
之
(
これ
)
を犯す事が出来ません。天才芭蕉も、この松島を詩にする事が出来なかったそうじゃありませんか。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“墨客”の意味
《名詞》
墨客(ぼっかく、ぼっきゃく)
書画を書いたり、描いたりする人。書画が上手な人。
(出典:Wiktionary)
“墨客(
文人
)”の解説
文人(ぶんじん)とは、中国の伝統社会に生じたひとつの人間類型であり、「学問を修め文章をよくする人」の意である。なお、書家や画家を表す「墨客」(ぼっきゃく)を合わせて、「文人墨客」ということもある。
(出典:Wikipedia)
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“墨客”で始まる語句
墨客揮犀