黄鳥うぐひす)” の例文
殊に旦那と一緒に暫らく欧羅巴にらしつたから、毛唐の言葉も達者で黄鳥うぐひすのやうな声でベラ/\お咄しなさる。其上に音楽なりものがお上手で、ピアノとかは専門家しやうばいにんに負けないお伎倆うでまへださうだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
男は、宛然まるで鷲が黄鳥うぐひすでもつかまへた様に、小さい藤野さんを小脇に抱へ込んでゐたが、美しい顔がグタリと前に垂れて、後には膝から下、雪の様に白い脚が二本、力もなくブラ/\してゐた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
黄鳥うぐひすや竹の子藪においなく
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
黄鳥うぐひす辛夷こぶしに触れぬ。
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
男は、宛然まるで鷲が黄鳥うぐひすでもつかまへた樣に、小さい藤野さんを小脇に抱へ込んでゐたが、美しい顏がグタリと前に垂れて、後には膝から下、雪の樣に白い脚が二本、力もなくブラ/\してゐた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
黄鳥うぐひすは萠黄のつばさ
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黄鳥うぐひす歌ふ。
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)