“麻裏穿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさうらば50.0%
あさうらばき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾百人かのそれらの移住者の中には「どてら」に脚絆きゃはん麻裏穿あさうらばきという風俗のものがあり、手鍋てなべげたものがあり、若い労働者の細君らしい人達まで幾人いくたりとなくその中に混っていたことを思出した。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
すこし風が吹いて土塵つちぼこりつ日でしたから、乾燥はしゃいだ砂交りの灰色な土をふんで、小諸をさして出掛けました。母親は新しい手拭てぬぐいかぶって麻裏穿あさうらばき
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)