“鷙悍”の読み方と例文
読み方割合
しかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱烈鷙悍しかんの感情意氣を有したものの存することは爭はれぬ事實で、彼の『天子はめいを造る、命を言ふ可からず』
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
次に「見崩れ」というのは敵と対陣はしても、敵の潮の如く雲の如き大軍、又は勇猛鷙悍しかんの威勢を望み見て、こいつはかなわないとヒョコスカして逃腰になり、度を失い騒ぎかえるのである。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)