“鶇”の読み方と例文
読み方割合
つぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥の中でも、かささぎとか、かけすとか、つぐみとか、まちょうとか、腕に覚えのある猟師なら相手にしない鳥がある。わたしは腕に覚えがある。
話にきっかけをつけるのではない。ごめん遊ばせと、年増の女中が、ここへ朱塗の吸物膳に、胡桃くるみと、つぐみ蒲鉾かまぼこのつまみもので。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日の入り方に一羽のつぐみが樹の孔の上に垂れているほそ枝に来て、いさましい軽い歌をうたった。やがて暗黒が来て月がのぼり、星は露のすきまにきらめいた。
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)