鴨長明かものちょうめい)” の例文
同じ心持で清少納言や鴨長明かものちょうめいを読み、馬琴や京伝三馬の俗文学までもきわめ、課題の文章を練習するつもりで近松や馬琴の真似をしたり
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
そんな大家だったが、かれは方丈記の鴨長明かものちょうめいたような現世観げんせいかんを、やはり自分の生きている今にも見て、自己の虚名きょめいに、酔えなかった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぬえ退治たいじた伝説で有名な源三位頼政げんざんみよりまさ、西行法師、大原おおはらの三寂といわれた寂超じゃくちょう寂然じゃくぜん寂念じゃくねんの三兄弟、『金葉集』を撰んだ源俊頼の子の歌林苑の俊恵しゅんえ、少し若手では『方丈記』の鴨長明かものちょうめいなど
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
鴨長明かものちょうめいの方丈記を
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)