鳥仏師とりぶっし)” の例文
古石器時代の人が、何万年後のわれわれのために、洞窟に赤牛を描いたのでなく、鳥仏師とりぶっしが、国宝にするために、仏像を彫んだのではあるまい。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
三尊さんぞん四天王十二童子十六羅漢らかんさては五百羅漢、までを胸中におさめてなた小刀こがたなに彫り浮かべる腕前に、運慶うんけいらぬひと讃歎さんだんすれども鳥仏師とりぶっし知る身の心はずかしく
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)