“駿遠”の読み方と例文
読み方割合
すんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてようよう、駿遠すんえん山境さんきょう踏破とうはしてきた。もとより旅人たびびともあまり通らぬ道、里数りすうはあまりはかどらない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、家康から質子ちしをとって、なぜ彼が駿遠すんえんへ領土をひろげてくるのを黙視していたか。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駿遠すんえん方面から本国へもどって来たものであることもいうまでもない。日ごろの健脚に一倍風をきッて行く様子から見ると、何かよほど急を要する情報でもたずさえているらしく思われる。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)