“駁撃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばくげき94.1%
はくげき5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別に抗弁するのでも無ければ、駁撃ばくげきするというでも無く、樹間の蝉声せんせい、聴き来って意に入るもの無し、という調子にあしらってしまった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と、僕は最後まで聞き取れなかったが、数字をもってこれを駁撃ばくげきすると、先の男が手帖てちょうを出して何か計算する。その間にまた一方から
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
自然科学ををさめて帰つた当座、食物の議論が出たので、当時の権威者たる Voitフオイト の標準で駁撃はくげきした時も、或る先輩が「そんならフォイトを信仰してゐるか」と云ふと、自分はそれに答へて
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)