饅頭まんとう)” の例文
それから二、三日の後、私が近所を散歩していると、彼は他の苦力と二人づれで、みちばたの露店の饅頭まんとうを食っていたが、私の姿をみるとぐに駈けて来た。連れの苦力は彼の兄であった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)