“餽”の読み方と例文
読み方割合
おく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叡山筑波山の如きは無くもがなのものだといふ評さへ聞くが、こゝのはけだし出來れば出來た方が婦女老幼のために甚大の利をおくることにならう。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
李が別に臨んで、衣食に窮せぬだけの財をおくったので、玄機は安んじて観内で暮らすことが出来た。趙が道書を授けると、玄機は喜んでこれを読んだ。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
犬がどうして人に金の皿をおくるものか、犬が人に遣った物の代金を我が受けらりょうか、いかに貧すれば鈍するとて上帝に誓うて爪の端も汝よりは受けられぬ。