“餡子”の読み方と例文
読み方割合
あんこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべての女は、どんな真理をでも餡子あんこや小説の文句やでまぶして置かなければ滅多に口にしないものだといふ事を有島氏はよく知つてゐた。
餡子あんこではあんまりだ、黄色い白粉おしろいでもつけましょう、牡丹亭きな子です。お一ついかが……そういってどうかすると、お客にお酌をした事もあるんです。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はいはい、この団子でござりますか。これは貴方あなた、田舎出来で、沢山たんと甘くはござりませぬが、そのかわり、皮も餡子あんこも、小米と小豆の一本でござります。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)