飼犬かひいぬ)” の例文
よごきずついて來た飼犬かひいぬでもいたはるやうに八五郎の身體をクルリと廻して、せめてもの埃を叩いてやつて居ります。
足下おぬしは、街中まちなかせきをして足下おぬし飼犬かひいぬ日向ひなたぼこりをおどろかしたとうて、あるをとこ鬪爭けんくわをした。
その飼犬かひいぬではないらしいが、毛色けいろい、みゝれた、すらつとしたのが、のつそり、うしろについてたが、みんなで、がや/\いつて、迷兒まひごにかゝりあつて、うつかりしてるひま
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たすくる人はなくとも雪さへきえなば木根きのね岩角いはかどとりつきてなりと宿へかへらんと、雪のきゆるをのみまちわび幾日といふ日さへわすれ虚々うか/\くらししが、熊は飼犬かひいぬのやうになりてはじめて人間のたふとき事を
サン なんの、すぐつわい、モンタギュー飼犬かひいぬたゞけでも。