“飢寒”の読み方と例文
読み方割合
きかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法城は呪詛(じゅそ)の炎に焼かれざるはなく、百姓、商人、工匠(たくみ)たちの凡下(ぼんげ)は、住むべき家にも惑(まど)い、飢寒(きかん)に泣く。——まず、そうした世の中じゃ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その子は今日家内(かない)の一人にして、これを手離すときはたちまち世帯(せたい)の差支となりて、親子もろとも飢寒(きかん)の難渋(なんじゅう)まぬかれ難し。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その平生(へいぜい)涵養(かんよう)停蓄(ていちく)する所の智識と精神とに因(よ)るべきは勿論(もちろん)なれども、妾らを以てこれを考うれば、むしろ飢寒(きかん)困窮(こんきゅう)のその身を襲(おそ)うなく、艱難辛苦(かんなんしんく)のその心を痛むるなく
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)