へう)” の例文
三週の北遊終つて、秋を兼ぬるの別意涙に故山の樹葉を染め、更にへうとして金風一路南へ都門に入りぬ。古帽故郷に入つて喜びしや否や。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)