“顎髯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あごひげ96.3%
がくぜん3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木魚のおじいさんが吃驚びっくりして、医の方で自分の先生のような木下さんという、旗本上りの顎髯あごひげの長いお爺さんを連れて来て手術をした。
「さればさ、さればこの件だが」不識先生は、顎髯あごひげをしごいて云った、「儂がみたところ、家主吾助に憑いておるのは天一坊であるな」
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
長やかで美しい顎髯がくぜんというので、この許都でも評判になっていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)