“題簽”の読み方と例文
読み方割合
だいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこの机の上から取ったのだろう「妙法寺記みょうほうじき」という題簽だいせんで、半年ほどまえに良人が御菩提寺ごぼだいじから借りて来て筆写しているものだった。
日本婦道記:風鈴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
見ると「孟徳新書」という題簽だいせんがついている。曹操は、皮肉を感じて、むッとしたが、いずれは、打ち殺さんという肚があるので、さりげなく
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある日小川町通の古本屋で『精神啓微』と題簽だいせんした書物を買って、めずらしそうにひろい読みしたことを今想起する。
呉秀三先生 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)