頓首再拝とんしゅさいはい)” の例文
こういうと、王允は、彼女の手を取らんばかりに誘って、画閣の一室へ伴い、堂中に坐らせてその姿へ頓首再拝とんしゅさいはいした。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何卒なにとぞ右の儀、高等二学年修了以上の方々及び其父兄へ御懇話の上、一人にても二人にてもおつかわ被下くださらば、邦家ほうか中等教育の為め、光栄これにくもの無之候これなくそうろう頓首再拝とんしゅさいはい
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
姉さんは頓首再拝とんしゅさいはいして乃公にお礼を言って然る可き筈だ。然るに是は又何たる矛盾な仕打だろう。無暗矢鱈とツンツンして、今にも食い付きそうに乃公を睨める。真正ほんとうに恩を知らぬ行為やりかたというものだ。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
頓首再拝とんしゅさいはい
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)