“邦家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうか80.0%
ほうけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一身の小楽に安んじ錦衣きんい玉食ぎょくしょくするを以て、人生最大の幸福名誉となす而已のみあに事体の何物たるを知らんや、いわんや邦家ほうか休戚きゅうせきをや。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
たとえば仁義じんぎのために死するとか、国家の責任を双肩そうけんになって立つとか、邦家ほうかのためには一身をかえりみず、知遇ちぐうのためにはいのちおとすとか
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
それもこれも、邦家ほうけを思う余りに出たことばと、田爺でんやの無礼をおゆるしあそばされい。この国あっての将軍家、百姓あっての宗家そうけ、ゆめ、順逆を誤りたまうな。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)