“須走口”の読み方と例文
読み方割合
すばしりぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富士を須走口すばしりぐちへ降りる時、すべって転んで、腰にぶら下げた大きな金明水きんめいすい入の硝子壜ガラスびんを、こわしたなり帯へくくりつけて歩いた彼の姿扮すがたなどが眼に浮んだ。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうして登山者が、踏み降した須走口すばしりぐちの砂は、その夜のうちに再び山の上へ帰って行くともいいました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)