“靱負”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきえ78.6%
ゆきへ21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弥十郎の下に小三郎という弟と、みはるという妹がいたが、弟は母の実家の松沢へ養子にゆき、妹は去年十六歳で小島靱負ゆきえにとついだ。
屏風はたたまれた (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「赤山靱負ゆきえ殿、山田一郎右衛門殿、高崎五郎左衛門殿、など——今度の異変にて、夜の目も寝ずに御心痛でござる」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
持給ふか知ねども當地の金貸渡世かねかしとせい大坂おほさかかけ極大身代ごくだいしんだいの者なりと云に靱負ゆきへいやの大身代の金貸渡世とは違ひ小體こていに致し手早く高利かうり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私の手から父河村靱負ゆきへの形見——短刀と系圖けいづを奪ひ取つて、それを證據に勇太郎樣を追ひ出さうとして居るのは我慢がなりません