“霽際”の読み方と例文
読み方割合
あがりぎわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霽際あがりぎわほそい雨が、白い絹糸をひらめかす。一足ひとあし縁へ出て見ると、東南の空は今真闇である。最早夕立の先手が東京に攻め寄せた頃である。二百万の人の子のあわてふためくさまが見える様だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)