霊異記りょういき)” の例文
旧字:靈異記
山城の京遷都の始め頃にできた『日本霊異記りょういき』という書には、紀州の百姓で字を上田の三郎といったものがあります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
霊異記りょういきや今昔物語などを捜して買ってきてあったが、けさ起きしなにその本を手にとってみているうちに、そんな狐の話ではないが、そのなかの或る物語がふいと僕の目にとまった。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
糧米も持たずに歩くと云ったのも、後代の吾等の心を強く打つものである。糧米をカリテと訓むは、霊異記りょういき下巻に糧(可里弖)とあるによっても明かで、乾飯直カレヒテの義(攷證)だと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)