“霊感”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
インスピレーション66.7%
れいかん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の周囲の音楽家達は、作曲に苦心するとき、霊感インスピレーションやヒントを得るために、普通では気狂い染みたと思われる所業も敢てする。
呼ばれし乙女 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「……対位法の知識。錯雑せる手法。霊感インスピレーションの欠乏。旋律メロディーの皆無。心の作にあらずして頭の作。誠実の不足。独創的たらんとする意図……。」
と同時に、私は一種の霊感れいかんともいうべきものを感じて、再び蓄音機の傍によって音盤レコードをかけてみたのであった。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この場所が霊感れいかんあたえたのです。わたしは思わずも、鼻息あらく、たてがみをなびかせつつ走り去るアラビアの野馬を思いださずにはいられませんでした。