雷薄らいはく)” の例文
「今だっ」と、勢いを得て、敵の中央に備え立てている紀霊きれい雷薄らいはく陳紀ちんきなどの諸陣を突破して、またたくまに本営に迫った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長史ちょうし楊大将ようたいしょう都督ととく長勲ちょうくんをはじめとして、紀霊きれい橋甤きょうずい雷薄らいはく陳闌ちんらん——といったような歴々がのこらず顔をそろえていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雷薄らいはく陳闌ちんらんなどという大将も、これでは行く末が思いやられると、嵩山すうざんへ身をかくしてしまうし、加うるに、近年の水害で、国政はまったく行き詰まってしまった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第四雷薄らいはくは、瑯琊ろうやへ。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)