“雛鶴”の読み方と例文
読み方割合
ひなづる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
含羞はなじろまぶたを染めて、玉のうなじ差俯向さしうつむく、ト見ると、雛鶴ひなづる一羽、松の羽衣掻取かいとって、あけぼのの雲の上なる、うたげに召さるる風情がある。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其次三代の瀬川も名高き遊女いうぢよ成しが丁字屋ちやうじや雛鶴ひなづるとは常々心安かりしに身請せられし時の文に
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
をだにきかぬ雛鶴ひなづる
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)