雛鳥ひよっこ)” の例文
その中に鶉の生きたのがいっぱい這入はいって雛鳥ひよっこを詰めたようにむくむく動いている。発車の時間に少し間があったので、田中君は籠のそばへ行って所有主と談判を始めた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お前さんなんざア掛合をしらねえ小僧子こぞっこだア、青二才あおにせいだ、もっと年を取った者をおよこし、なんだ青二才の癖に、何だ私の目から見りゃアおめえなんざア雛鳥ひよっこだア、卵の殻がけつに付いてらア
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)