“集會堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オオヂトリアム50.0%
オーディトリアム50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
集會堂オオヂトリアムの方から、——年とつた外人夫婦が腕を組み合つて、しかしお互に上體を眞直にしたまま、とつとと歩きながらそのコッテエヂの前を通り過ぎて灌木の中に消えていつた。
巣立ち (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
集會堂オオヂトリアムの裏に拔ける林道をまはつてくると、いままで兩側から灌木に挾まれながらSの字を描いてゐたその細い道が一軒のコッテエヂの前にひらけ、丁度その前でぐつとLのやうに曲つて
巣立ち (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
阿比留君と一しよに本通りメエン・ストリートをぶらぶらする。今夜は集會堂オーディトリアムに音樂會があつたのでその歸りの人らしいのが霧の中をちらほら歩いてゐる。西洋人が多い。
エトランジェ (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)