“雁木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんぎ94.7%
ガンギ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向島は桜というよりもむしろ雪とか月とかで優れて面白く、三囲みめぐり雁木がんぎに船をつないで、秋の紅葉を探勝することは特によろこばれていた。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
私は蓮根の天麩羅を食うてしまって、雁木がんぎの上の露店ろてんで、プチプチ章魚たこの足を揚げている、揚物屋のばあさんの手元を見ていた。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
棚の一つの型をなす「盆棚ボンダナ」と称せられるものは、決して、普通の吊り棚でも、雁木ガンギでもない。
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)