“阿弥陀堂”の読み方と例文
読み方割合
あみだどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはもう秋風の立ち始めました頃、長尾ながお律師様りっしさま嵯峨さが阿弥陀堂あみだどうを御建てになって、その供養くようをなすった時の事でございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いつぞや、小松谷の阿弥陀堂あみだどうで、どこかの猟犬かりいぬに腕をまれた時、あまり血が出て止まらないので、あの方の泊っている宿へ行って医者を
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうらしいな。」そう僕はいい加減な返事をしながら、その池の向うに見えている阿弥陀堂あみだどうを熱心に眺めだしていた。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)