“闖入者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちんにゅうしゃ90.8%
ちんにふしや7.7%
ちんにゆうしや1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祭壇に近い人々は、さすがに振向きもしなかった。が、会葬者のほとんど過半が、此無遠慮な闖入者ちんにゅうしゃに対して叱責しっせきに近い注視を投げたのである。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
いや、その外に水口の障子ががらりと明けられたのも同時だつた。乞食は咄嗟とつさに身構へながら、まともに闖入者ちんにふしやと眼を合せた。
お富の貞操 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それにしても自分達の眼にも見えない闖入者ちんにゆうしやの名を、幼いお春がどうして知つてゐるのであらう。それが第一の疑問であつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)