長道ながて)” の例文
「橘の美衣利みえりの里に父を置きて道の長道ながては行きがてぬかも」(同・四三四一)、「父母がかしらかきく在れていひし言葉ぞ忘れかねつる」(同・四三四六)等である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
うちわたす桜の長道ながてはろばろとわがいのちをば放ちやりたり
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)