“長道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながぢ33.3%
ながて33.3%
ながみち16.7%
ナガテ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新羅しらぎ使等が船上で吟誦した古歌として、「天離あまざかるひなの長道ながぢを恋ひ来れば明石の門より家のあたり見ゆ」(巻十五・三六〇八)があるが、此は人麿の歌が伝わったので
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「橘の美衣利みえりの里に父を置きて道の長道ながては行きがてぬかも」(同・四三四一)、「父母がかしらかきく在れていひし言葉ぞ忘れかねつる」(同・四三四六)等である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「すこし腰が痛くなった。九州から東京は遠いなあ。昔の殿様はこの長道ながみちを歩いて、参覲交代さんきんこうたいしよったと思うと、あきれてしまうよ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
君が行く道の長道ナガテを 繰りタヽね、き亡ぼさむ アメの火もがも(宅守相聞——万葉集巻十五)
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)