“長烟短焔”の読み方と例文
読み方割合
ちようえんたんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家屋も土蔵も一夜のけふりとなりて、鰐淵の跡とては赤土と灰との外にもとむべきものもあらず、風吹迷ふ長烟短焔ちようえんたんえんの紛糾する処に、ひとり無事の形を留めたるは、主が居間に備へ付けたりし金庫のみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)