鏡板かゞみいた)” の例文
寢臺が、私の前に立つてゐて、右手には、背の高い、くろずんだ衣裝箪笥があつて、薄暗い、斷續的の光線が、鏡板かゞみいたの光澤に強弱をつけてゐた。左手には、日除けシエードりた窓があつた。
そのなかでもまづにつくのは、うま使つかつた馬具ばぐるいであります。これにはてつつくつたくつわだとかくらだとか、そのほかのものがありますが、くつわには兩側りようがは鏡板かゞみいたといふ部分ぶぶんにいろんなかざりがついてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)