“鎌首”の読み方と例文
読み方割合
かまくび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺が鎌首かまくびをあげると、その敷蒲団を若紫は手早くひょいとめくって、その下に草履を隠そうとして、ピストルが眼にはいったらしく
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
見返しますがな、極りが悪そうに鎌首かまくびを垂れて、向うむきに羞含はにかみますよ。憎くないもので、ははははは、やはり心がありますよ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ガチャリと、膳へ盃が落ちてわれる——ともう、小六の脇の下から、急所を狙うまむし鎌首かまくびにも似た太刀の柄頭が、ピタリと向ッていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)