“金融”の読み方と例文
読み方割合
きんゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、痛手の急性の現われは何といっても、この春財界を襲った未曾有みぞう金融きんゆう恐慌きょうこうで、花どきの終り頃からモラトリアムが施行しこうされた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
老舖しにせの佛具店で、袈裟けさ法衣ころも、佛壇佛像から、大は釣鐘までも扱ひ、その上、役僧達の金融きんゆうから、上野出入りの商人の取次まで引受けて、巨萬の身上を作つた下谷一番の大町人でした。