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金剛杵
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こんごうしょ
ふりがな文庫
“
金剛杵
(
こんごうしょ
)” の例文
法を護る諸天善神達は
絢爛
(
けんらん
)
なる甲冑に
槊
(
ほこ
)
、剣、戟、
金剛杵
(
こんごうしょ
)
、
弓箭
(
ゆみや
)
にて働く。或は三面に
八臂
(
はっぴ
)
なるあり、或は一面に三眼を具するもある。
阿難と呪術師の娘
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そして、左手に
金剛杵
(
こんごうしょ
)
を持ち、首へ
珠数
(
じゅず
)
をかけてから、炉の中の灰を、右手の指で、額へ塗りつけた。
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
朦朧とした二尊の
金甲神
(
きんこうじん
)
が、勇ましく
金剛杵
(
こんごうしょ
)
をふりかざしながら、影のような姿を現しました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
の「
山中人饒舌
(
さんちゅうじんじょうぜつ
)
」とか、渡辺崋山の著書とか、
竹洞
(
ちくとう
)
の「
金剛杵
(
こんごうしょ
)
」とかいうあたりのものは、さすがと思われるが、前の本朝画纂を始め、ひどい
出鱈目
(
でたらめ
)
が、いかにも多い。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
少し彩色は濃厚すぎますが、実に非凡の出来栄え、右手に
金剛杵
(
こんごうしょ
)
を持ち、左手に
金剛鈴
(
こんごうれい
)
を執った慈悲の
御姿
(
みすがた
)
、
美妙
(
びみょう
)
と言おうか、端麗と言おうか、あまりの見事さに平次もしばらくは言葉もありません。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“金剛杵”の解説
金剛杵(こんごうしょ、sa: वज्र vajra ヴァジュラ、 ドルジェ)は、日本仏教の一部宗派(天台宗・真言宗・禅宗)やチベット仏教の全宗派で用いられる法具。
仏の教えが煩悩を滅ぼして菩提心(悟りを求める心)を表す様を、インド神話上の武器に譬えて法具としたものである。
(出典:Wikipedia)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
剛
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
杵
漢検準1級
部首:⽊
8画
“金剛”で始まる語句
金剛石
金剛杖
金剛
金剛山
金剛不壊
金剛寺坂
金剛砂
金剛纂
金剛力
金剛経