“金切声”のいろいろな読み方と例文
旧字:金切聲
読み方割合
かなきりごえ89.5%
かなきりこえ5.3%
かなぎりごえ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもしろそうに唄ったりはやしたりしているうちはよかったが、しまいには取組合いの喧嘩を始めた。上さんが金切声かなきりごえしぼって制する。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「おや! こんなにおなりで、ひげなんかこんなに長くやしてさ!」妙に鋭い金切声かなきりこえで不意に叫んだものがあった。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
木戸と波立二に、左右から手をとられた机博士は、金切声かなぎりごえをふりしぼった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)