“郿城”の読み方と例文
読み方割合
びじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さもあらば、蜀勢はまたようの二郡へ攻めかかるだろう。張郃、足下そっかはこの長安を守れ、われは郿城びじょうを固め、雍城ようじょうへは孫礼をやって防がせよう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
察するに、彼は斜谷やこく郿県びけんの西南三十里・斜谷関)へ出て、郿城びじょう(陝西省・郡県)を抑え、それより兵をわけて、箕谷きこく(府下城県の北二十里)に向うであろう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして彼自身の本軍は、姜維きょういを先鋒として、斜谷やこくから郿城びじょうへ向った。まず郿城を取って、一路長安への進攻路を切り拓かんとする態勢なることはいうまでもない。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)