“邪悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:邪惡
読み方割合
じゃあく42.9%
よこしま35.7%
あく7.1%
イヴルス7.1%
ヴァイス7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三角ひげが、異様にふるえ、ロイドめがねの中の、両眼がグッとほそくなって、みるみる、邪悪じゃあく形相ぎょうそうにかわってきました。
怪奇四十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
(間)俺の弾く「暗と血薔薇」の一曲には、邪悪よこしまの恋が歌われ、不義の慾望が吟じてあるが、あの短ホ調の一節には、正しい嘆きが篭っている。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼らは、失敗してこっちへ戻ってくるともうすっかり気力きりょくがなくなってね、そのうえにあの世界でいろいろな邪悪あくまって、それを洗いおとすために、それはそれはひどい苦しみをくりかえすのだ。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これらの邪悪イヴルスのかげには「史的に約束された一つの大きな手」が動いてるので、目下急にはどうすることも出来ない形だ。
SO! あらゆる無恥と邪悪ヴァイス騒擾そうじょうガルフ——毎晩徹夜して、「黄色い貨物」のように忠実に僕はその渦紋の軸に立ちつくしたものだ。